株式投資をしていると、定期的に定時株主総会の案内などが送られてきます。
その中の、事業報告で、現況や対処すべき課題などが述べられており、それを読んでいるのですが、それもとても勉強になりますね。
対処すべき課題なんかが興味深いです。
まあ、自分の仕事の対処すべき課題では苦しんでいるのに、人の対処すべき課題には偉そうに興味深いなんか言っていますけどね。
そういえば、同僚の仕事の課題を聞いてみると、びっくりするぐらい「こうすればいいのではないか」という意見が頭に浮かぶのですが、自分の仕事の課題ではあんまり妙案が浮かんでこないんですよね。
一歩引いて考えることって大事なことなんでしょうね。
話は逸れましたが、株主優待券と一緒に同封されていた(逆か?)吉野屋の事業報告を読んでいました。
平成29年度は増収増益で、当期純利益は前年同期比19.5%増という好調な決算でした。
吉野屋は店舗数もほとんど変わらずにメニューの工夫やキャンペーンにより、前年よりちょっと良くなった感じですね。
注目としては、「はなまるうどん」が13.3%増収となっています。
うちの近所でもこのうどん屋さんが繁盛しています。安いようにみえて、唐揚げやコロッケをトッピングしていくと結構高くなるんですよね。でも、とてもおいしくて気軽に食べれるのがいいですね。
そして、海外事業が18.8%の増収となっています。アメリカ・中国・シンガポール等にも進出しているようですね。
面白いと思ったのは、対処すべき課題として、「新しいビジネスモデル創り」と「飲食業の再定義」を挙げているところですね。
吉野屋の株価は上がっていますが、この少子高齢化社会で伸びるのかどうかは不安なところがあります。国内ではパイの奪い合いになると思うので、メニューの工夫ではなく、新しいビジネスモデルというブレイクスルーがないとこれ以上の発展は難しいのかもしれません。
今は、私は外食産業はエンターテイメントかアトラクションみたいな楽しい経験ができるところ、という捉え方をする様になってきました。回転寿司の「新幹線」もそんな感じですよね。
吉野屋はどんなブレイクスルーを見せてくれるのか楽しみです。
さらに、キーとなってくるのは海外だとも思います。日本の飲食業会は海外では通用するし、成長する余地があると思うんですよね。株主優待投資とはまた違った観点からの投資ということになると思うのですが、海外事業を積極的にそして上手に行っている企業が今後のびて行くのかもしれません。
そんなことを書いていると、英語の重要性がさらに高まりますね。私の子供は大学センター試験でなく、次の試験制度でチャレンジして行く世代なんですが、英語の重要性が増しています。
英語4技能を身につけさせるために国も入試制度改革を行っています。
この入試改革には賛否両論があるのは知っていますが、私は国の方針というのは決して間違っていないと思っています。マスコミは散々に叩きますが、私は日本の舵取りをしているキャリヤ官僚は優秀な人が多いと思っています。
高校や中学そして塾の説明会に行くにつけ、内容はこの英語4技能と記述試験の導入説明が多いですね。私はこの改革に賛成です。
私は英語が喋れませんが、このIT技術が発達する次の世界では、英語での読み書き聞く話すが、さらに重要になってくると思います。
私も小さい頃プログラミングにハマっていましたが、当たり前ですが全て英語で記述されています。実際、私は小学生の頃プログラミングを通じてアルファベットを覚えました。当時はコードをアルファベットの大文字で書いていたので、英語を学校で習い始めた時に大文字は問題なく書けたのですが、小文字が書けなかったことを今でも覚えています。
私ですらそうですから、今のIT時代を生きる子供世代は私以上に英語の技能が必要になってくると思います。
そういえば、妻から急かされているのですが、「スカイプで子供英会話」を早く申し込めと言われているんだった。探さないとな。
しかし、子供と話をしていると、海外は怖いから嫌だ。という話を聞きます。気持ちはわかるんだけどな。ニュースの受け取り方についても話し合う必要があるのかも知れませんね。
私としてはワークライフバランスも大事だと思うんですが、世界を股にかけて仕事に打ち込むのもやりがいがあると思うんですが。
今後の投資についてドライに考えると、この少子化では、これから伸びるのは国内より海外と思わざるをえないんですよね。東京オリンピックの次が見えてこないんです。
まあ、子供の未来は子供が決めてくれればいいんですが。
成人するまでその手助けをやっていくことにします。うまくできるか分からないけど。