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なぜ公立小中学校に子供を通わせるのか【多様性の体験】

目次

 ネットをダラダラ見ているときに、面白い記事を見つけました。

 同じように考えて発信している人がいてちょっとうれしくなり、自分の考えを整理しておこうと筆をとりました。

www.moneypost.jp

子供への教育と巣立ち

 ところで、今でも強烈に覚えていることがあります。

 家を建てた後、玄関にツバメが巣を作ったのです。私も妻もWELCOMEで楽しんで見守っていました。(フンの処理は手間がかかりますが)

 雄と雌の2匹が出たり入ったりして、そうこうしているうちに子供が卵からかえったようで賑やかでした。そしてしばらくすると突然いなくなっていました。旅立ったのです。

 子供が巣立つというのは、こんなにもあっけなくていきなりなんだなと衝撃を受けました。一緒に暮らしている自分の子供たちも文字通り巣立っていくんだなと。子供が巣立つという自然界の現実を見て、このことが心に強く刻み込まれました。

  その時から、子供と暮らせる時間を意識するようになりました。

  一番上の子供はもう高校生となり、もし大学に行ったり、就職すると一人暮らしを始めることになると思うので一緒に暮らせるのは後3年もありません。早いものです。

  世の中には色々なことがあり、今まで学校で制限・守られていた世界とは違う、社会の厳しさや可能性について少しでも伝えて行けたらと思っています。

  しかし、中学生や高校生ともなると親に反抗してきたり、ロクに話も聞かなかったりと、なかなかうまく伝えることができません。

  ただ、言葉で伝えるのは限界がありますし、もちろんずっと付きっきりという訳にはいかないので、根本的なところは自分で経験してもらうしかない訳です。

学校に期待する役割

 その経験する場として一番重要なところは「学校」だと思っています。

  私はかなりの田舎で育ったので、近所の公立学校に行くのが当たり前でしたが、今住んでいる街では小学校や中学校は少ないながらもいくつかの選択肢があります。

 都会ではもっとたくさんあるのでしょう。

  「学校」の選択は子供の将来に大きな影響を与えると思っています。

 「高校」や「大学」の選択は、本人の意思と学力(動機付けはしますが基本的に学力で決まるので)で決まります。

 しかし、小学校や中学校の選択は基本的には親の意見が大きく影響すると思います。

  東京で学生をしていた時(もう20年以上前ですが)、そして仕事をしていて思うことは、家庭環境や家庭の裕福度合が違う人たち同士の分断が深まっていると感じることです。

 「自分と違う家庭環境で育った人たちへの接触がなかった人が多いな」と大学生時代から思っていました。

 特に東京では同じような家庭環境で育った人が、小さい頃から同じように選択した学校に集まって、そこでずっと育っていく人が多いと感じました。

 

 自分が親になって分かりました。

 

 大事な自分の子供なので心配なんです。

 いいところ。いい人がいるところ。悪い人がいないところ。

 そんなところに大事な子供を入れたいのは。

 自分もそう思うところがありますし、母親ならばなおさらでしょう。

 

 しかし、私は東京で学生時代を過ごした時に強烈にそのことに違和感を覚えました。

 

 そして、最近の新聞やメディアの報道を見るにつけ、それは深まっていると思うのです。

 ある意味偏っているのです。というか一方向からしか見ていないと。

 このメディアの人たちは多様な人たちと接したことがないんだろうなと。

 少なくとも私にはそう思います。

  私は、多様な家庭環境の人たちと人生の中で触れ合える一番いい時期は、小学生と中学生だと思っています。(あと大学生時代のアルバイトかな)

  ある意味社会の縮図です。ここでいろんな人がいることを身をもって体験してほしいと願っています。

 社会に出る前に。

 頭が飛び抜けていい人。

 勉強がイマイチでもスポーツが抜群な人。

 面白い人。

 勉強しない人。

 不良と言われる人もいるでしょう。

 先生のいうことを聞かない人もいるかもしれません。

 家庭環境の面でも色々とある人もいるでしょう。

  世の中にはいろんな環境で育った人がいるんだ。その人たちとの関わりの中でそれを肌で感じてほしい。そこで、自分がどうありたいかを漠然と感じてほしい。

 それが社会に出たときに役立つから。

  もちろん、同質な家庭環境の人達ばかりの学校よりは確実に子供が受けるリスクは高いと思います。

 でもうまく乗り越えられれば、自分の人生にとってそのリスク以上の大きなものが確実に得られるはずです。

 

 そうです。リスクは大きいですが可能性にかけてみたいのです。

 

 ガンダムユニコーンで「人の持つ可能性を、俺は信じたい」とバナージが言っていたように。

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ガンダムと親子

 私の好きなガンダムも、父と子の話が多い物語です。

 初代ガンダムでは、父の開発したモビルスーツに息子が乗る。ガンダムSEEDでもそれぞれのキャラクターの父と子の関係が大きな柱ですしね。

 そして、最もその要素が強いのは、ガンダムユニコーンだと思います。主人公もヒロインも。

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 (それぞれの家の(親との)しがらみがある登場人物たち)

 

 それに、先日から読んでいるSHOE DOG(ナイキのお話ね)でも、父親など家族との関係が大きな意味を持っていると感じます。

 

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 自分はどう作り上げられてきたのか、親からどんな影響を受けたのか。さすがに成功している人は自己分析ができています。自分も少しでも近づきたいですね。

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今年読んだ本の中で一番面白かった

 この本は、伝記というより物語としてとても面白く、一気に読めてしまいます。それに日本との関わりのことも知らなかったので大変興味深かったです。

 あまりに面白かったので、今後靴を購入する時にはナイキかアシックスにしようと思ってしまうぐらいです(笑)。

 私がガンダムを好きな大きな理由はモビルスーツがかっこいいからという理由と、もう一つは主人公の成長の物語だからです。

 特にユニコーンガンダムの主人公のバナージの成長していくのを見るのが好きです。いろんな大人に育てられています。

 

 私の小さい頃は、父はあまり教えてくれなかったし、学校のこともあまり何にも言われなかったです。選択肢もあまりなかったですし。

 子供心に父にはもっと僕に教えてくれればいいのにと思っていました。

 その分、親元を離れてからが大変だったですが。

 

 ガンダムユニコーンで、最終決戦の時の会話が印象に残っています。

バナージ

「最初からそう言ってくれれば分かりやすかったのに」

リディ

「父親ってのは、いつも一言足りないのさ。その分は、子供が自分で埋め合わせなくちゃならない」

バナージ

「災難ですね。」

リディ

「ああ」

 

SHOE DOG より、

「パットン将軍が言ったとおり、部下にはやり方を教えるのではなく、やるべきことを伝えて、その成果に驚いてあげるのだ。」 

 

 私は子供に口やかましく言い過ぎかもしれません。

 

 父親として試行錯誤の連続です。

  

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