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ニプロの株に対する思い出
実はニプロについては、もう後悔しかありません。
いろんな教訓を私に教えてくれた銘柄なんです。
今後に活かすため、ここに記録しておこうと筆をとりました。
金券関係の優待は制度的によくないと思うが目に見える果実がある
ちなみに、優待銘柄を主力に投資している私にとって、金券関係の優待銘柄はリスクが高いという欠点はあるけれど貴重な銘柄です。
金券関係の優待商品というのは、「株主優待」という制度の主旨に合わないものだと考えているのであまり保有していませんでした。というのも、金券の優待より配当金を増やすべきだと思うからです。
例えば、会社の商品やサービスなどのことをよく知ってもらうために、その会社のサービスを優待価格で受けられる、といった制度が株主優待の主旨だと思っています。
マクドナルドの優待券や、イオンの優待などがそれに当たると思います。他のお店で購入してもいいけど、イオンだと常時優待割引があるからイオンに行く、ということであれば、企業も優待制度を続けていくメリットがあると思うからです。
そんな優待制度の主旨にそぐわない金券の株主優待ですが、その優待銘柄を保有していて、実際に金券が送られてくると私もうれしいし(笑)、妻も大変喜ぶんですよね。
特に、以前に保有していたFCMという会社は「百貨店の共通商品券」がもらえる珍しい銘柄で、妻の受けが特に良かったんです。
家庭のお金で投資をしている私にとっては、妻からの投資に対する疑いを晴らすために、そして株式投資の良さをわかってもらうために、「投資の見える化」というのは、とても大事なテーマで、常々気をつけているポイントです。
妻から「大損しているのではないか?」と疑われると厄介ですからね。
そういったことから、株主優待投資は、優待品という「果実」が目に見えるので、投資の成果が分かりやすいというメリットがあります。
そこで、この「ニプロ」という銘柄の登場です。
今回の優待制度変更前は、1000株保有で金券(JCBギフトカード)がもらえる(売買単位が100株)というものでした。
しかも、1年未満では優待がもらえず、保有年数に応じてもらえる金券の額が増えていき、5年以上保有で最高15,000円もらえるという制度です。
私としては、権利確定日前後の売買で優待権利だけ獲得してすぐに売却するというのは、株主優待制度の主旨から大きく外れたものと考えているので、ニプロの制度は真っ当なものだと思っています。
ニプロの優待の欠点
そんなニプロですが、ここの欠点はその投資金額です。
私が投資を考えていた時の価格はだいたい1,000円x100株で、優待の権利が得られる1000株購入しようとすると、100万円の投資金額が必要でした。
妻から、ニプロはいいよ。と声をかけられていたのに、グダグダと考えて購入しなかった期間が長くありました。
どうせ投資するなら優待のもらえる1000株購入と考えていたのですが、投資額が大きかったため、購入を躊躇している間に、段々と株価が値上がりしていき、さらに購入を躊躇するという悪循環に陥ってしまったわけです。
結果、300株程度しか購入できなかったのですが、最近では最高1,600円x100株まで値上がりしていました。
そうです。後悔というのは、「あの時、妻の言うことを聞いて、100万円で1,000株購入しておけば100万円が160万円になっていたのに・・・。」ということなんですよね。
10年以上株式投資をしていると、購入して値下がりしたことに対する後悔よりも、購入しなかったことによる後悔の方が多いと感じています。
あのとき、妻の「ニプロは伸びるよ。いいよ」という意見を素直に聞いて、一気に投資すべきでした。
私にとって大事な教訓です。
ニプロの制度変更内容
郵送されてきた、第66期中間株主通信を読んでいた時に、この株主優待制度の変更を知りました。
内容は下の写真の通りです。
少ない投資額でも優待がもらえる(金券の額は少ないですが)ようになっており、さらに従来通り1年未満の保有では株主優待をもらえないとしているところがいいと思っています。
ただ、この表を見ていると、やはり1000株購入して5年以上保有しないとパフォーマンスがよくないですね。
優待銘柄長期保有というのが私のスタンスなので、今後は会社の業績や株価の状況を見ながら、というか株価が大きく下がったら(笑)追加購入して合計1000株購入し、長期保有していきたいと思っています。
お金持ちになって、投資金額100万円をポンっと出せるようになりたい(笑)ですね。
ガンバロ。