目次
- 本当に世の中は悪いことだらけなのか
- 我が家の方針は中学と高校では運動系の部活に入ること
- 市の中学夏季大会を見に行った
- 他の中学校のゲームを見るのも面白い
- これがブラックなのか?
- 大人は安全な体育館を
- 若い力に期待
優待とは関係ないが、今の自分の思いを書かずにはいられないので筆のおもむくままにつづりたい。(2019年夏のことです)
ちなみにこの記事は私個人が考えていることであり、あくまでとある地方都市の一事例であることを最初にお断りしておきたい。
本当に世の中は悪いことだらけなのか
昨今の世の中には、学校の部活や職場などで「ブラック」「ブラック」という言葉の氾濫とともに嫌な雰囲気が充満しているように感じる。
私はずっとそのことに違和感を持っていた。
本当にそうなのか?
学校の部活については、上の男の子の時は深く考えなかったのだが、女の子が中学生になり部活をはじめ、練習試合が多く保護者が交代で送り迎えをするようになり、自分の目でその部活の現場を見るようになってから、さらにその違和感が大きくなっていた。
そして、勝間和代さんのブログで紹介されていたハンスロスリング著「FACT FULNESS」という本をアマゾンでポチッとして、読むにつれてその違和感が具体的に分かった気がする。
私は部活を「悪いこともあるかもしれないが、良いことの方が多い可能性が高い」と信じている。
なんかガンダムユニコーンみたい(笑)。
我が家の方針は中学と高校では運動系の部活に入ること
子供の人生なので、職業などは子供自身で自由に決めたらいいと思っているのだが、我が家の子育て3大方針の一つとして、「運動系の部活に入ること」をぶれずに維持している。
どのスポーツをやるかは子供の自由。
しかし運動部のみ。
なぜなら、色々な人たちと仕事をしてきて、このことがとても大切だと私が本気で信じているから。
子供たちは公立の中学なので、このブログに書いているように、人生一度きりの公立中学ガチャに失敗する可能性もあるが、逆に大きく成功する可能性もある。
親の人生経験や、その住んでいる地域の状況などで変化するため正解はないと思う。
そして「絶対」ということもない。
私は家を建てる前から密かに準備していた。
田舎の公立中学校に子供を入学させる計画だったからだ。
そして今の学校の状況などを自分なりに総合的に判断したつもりだ。
でも、この判断が結果的に正解かどうかなんてわからない。
間違った判断だったかもしれない。
是と信じてやる。そう思っている。
そして、ガンダムユニコーンでいうところの「俺は人の持つ可能性を信じたい」とバナージが言ったように。
そうありたいと僕は思っている。
市の中学夏季大会を見に行った
中学3年生の最後の大会となる夏季大会に行ってきた。
結果は、行ってとてもよかった。
とても。
最近仕事で疲れていたし、嫌なこともあり、眠る時も嫌なことが頭から離れなくて、なかなか眠れなかったが、今日はそんなことは微塵も頭によぎらなかった。
そりゃ地方都市の市の大会なので上手な子供は多くないが、今まで見たどんなスポーツの試合よりも良かったといいたい。
子供は3年生ではないので中学最後の大会ではないし、レギュラーでもないのだが、それでもそう思った。
他のお母さん方からは一眼レフを持っているというだけで「カメラの得意な男の人」(笑)と言われ、今回は写真係という大役を頼まれたのだが内心結構楽しい。
素人ではあるが、写真撮影は趣味でやっていて多少の知識はあるし、ビデオ編集も好きなので、その知識を総動員して良いものを作りたいと本気で思った。
それに素材がいいとやる気が出る。
実は私も中学、高校と子供と同じ部活をやっていたこともあり、見るのが楽しくてしょうがない。
ただ、監督(学校の先生)もいるので、技術的なことなど言いたいことはグッとこらえているのだが。
他の中学校のゲームを見るのも面白い
見ていると、やっぱり元気のあるチームは強い。
思い出すに、私もよく監督や先輩から「声を出せ」と言われ続けてきた。
今でも、中学生時代にグラウンドの端に行って大声で歌わさせられたことを思い出す。
とにかくあの時は、近くの女子テニス部の女の子の目が恥ずかしくて仕方なかった(笑)。
その上、あの時はなんでこんなことをさせられるのか理解していなかった。
今、このうだるような蒸し暑さの中、立っているだけで汗が噴き出してくる体育館でゲームを見ていると、そのことが思い出される。
今は声を出すことがどんなに大事かわかる。
そして、声を出すように子供たちに心からアドバイスしている自分がいる。
これがブラックなのか?
勝つために一生懸命プレーしている子供たちがいる。
そして、笑顔もある。
喜びを全身で表現している子供がいる。
失敗して落ち込んでいる子供もいる。
追い詰められている子供もいる。
試合に出られない子供も多い。
そして、 強いチームは声が出ている。
元気は強さ。
松岡修造さんのことを熱血だとバカにする人もいるが、僕は松岡さんは間違っていないと思う。
私にはこの自分の目でみた光景が「ブラック」には到底見えない。
そりゃ、「試合だけ見ても分からないだろ」と言われるかもしれないが、明らかに違う。
確かに、見ていると年配の監督にはブラックっぽい人が多い傾向があると感じる。
でも、今まで子供の担任になった若い先生たちは、全員ではないが優秀だと私は感じた。そりゃ若さからくる経験不足はあるけど。
そういえば、以前にどこの放送局かは忘れたが、所ジョージさんが出ている番組で、高校の部活で吹奏楽の全国大会出場にまつわる放送があったが、あれはとてもよかった。
とても。
なぜ、こんな良い番組がもっと取り上げられないのか?
なぜ、賞をとったりしないんだろう?
初めに紹介した「FACTFULNESS」でいうところの、良いニュースは関心を持たれない、というところか。
部活も、悪いところもあるが段々とよくなっているということだと感じている。
そりゃ、子供たちも色々な考え方を持つ個人や様々な家庭環境の個人が集まっているのでいいことばかりではない。
嫌なことや辛いことも多々あるだろう。
もちろんわかっている。
でも。
それは社会に出ても同じなんだ。
大人は安全な体育館を
きれいな体育館だった。
最近立て替えた体育館は頑丈そうできれいだ。
子供たちに安全な校舎を、子供たちにスポーツをできる場所をたくさん作ることが大人の役割だと今日は本気で思った。
高齢者対策が大事なのはわかる。
でも。
それと同等、いやそれ以上に、未来の日本を担う若い子供たちのために大人ができることに力を尽くしたいと思った。
若い力に期待
女子だけでなく男子の試合も見た。
正直「こいつらすごいな」というのが感想だった。
私の中学時代よりもずっとすごい。
体の大きさも体のバネもテクニックもとても進化している。
良くなっている。
百聞は一見に如かずとはよく言ったものだ。
いい経験ができた。
撮影した写真の整理とビデオ編集に休日の大部分を費やしてしまったが、清々しい気持ちだ。全然疲れていない。
明日から心機一転、仕事に頑張ろう。
そう思えた休日だった。