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面白い羽生さんの本
ふと本屋さんで目についた本にビビッと惹かれたので即購入していた本です。
とても興味深くて面白い本です。
難解な言葉で書かれているのでなく、とても分かりやすい言葉で羽生さんの思いがつづられている良書だと思います。
本当に頭のいい人だからこんなに分かりやすい言葉で伝えられるのでしょう。
自分は仕事や人間関係で悩んでいるときに本屋さんをまわるくせがあり、その際に本を購入してしまいます。
迷っている人にグッとくる本の帯です。
これでは思わず買ってしまいたくなりますね(笑)
でも帯に負けず本の内容も好きです。
ビギナーズラックに対する考え方が的確に文字化されている
この本の中には、考え方や仕事をする上でヒントになりそうな興味深い話が随所に出てくるのですが、その中でビギナーズラックに関する羽生さんの考え方が興味深く、株式投資やその他の投資にも役立つ考え方だと思ったので、記録しておこうと筆をとった次第です。
自分も18年ぐらい投資を行っていますが、この世界でもビギナーズラックはあります。
私なんか投資を始めた最初の頃はビギナーズラックだらけだったかも(笑)
あまりよく考えなくて購入した株が何倍かに値上がりしていたりとか。
今ではこれらの経験から自分に合ったのんびりとした投資手法を確立(というほどではないですが)しているつもりです。
欲や利害が判断の目を曇らせる
羽生さんは言います。
予想は難しいものだが、それに利害が絡むとさらに難しくなると。
つまり欲や利害が判断の目を曇らせると。
ビギナーズラックは初めてで何もわからず無欲だから生まれているのではないかとの仮説です。
欲を小さくすることが、予想を当てやすくするとも思える、と。
ということは株式投資で儲けてやろうという気持ちではビギナーズラックを起こせそうにありませんね(笑)
でも実はこの羽生さんの話は、私の株式投資の経験からいうとドンピシャの指摘です。
つまり、自分とは直接的には関係のないこと、利害もないことだと状況がハッキリと見えることがよくあると
ただ、それでは皮肉なことにそこで予想が当たっても直接的なメリットはない。
そこに予想のジレンマがある。
当てたいことでは当てられず、どうでもいいことで当たってしまう。
そういうことです。
これは自分の経験では仕事でも当てはまります。
というか私の場合その通りなんですよね。
例えば仕事でも、他人がやっている仕事や他人の仕事の相談を受けたことは比較的簡単に道筋を示せるのに、自分の仕事の場合はその利害のことも頭によぎり正しい道を示すのが困難でとても苦しんでいるというのが私の経験です。
じゃあどうするのか
欲や利害が判断を曇らせるのだから、それを考えないで銘柄選択して購入するのです(笑)
そして保有し続けるのです。
つまり
「この会社好き」
↓
「買う」
↓
「持ち続ける」
妻が私に
「この会社いい」
↓
「買う」
↓
「持ち続ける」
ということです。
そんなバカなと言われるかも知れませんが割と本気です(笑)。
以前にもそう感じたことがあって記事にしました。
テクニカル分析や企業分析を真面目にやっている人からすると信じられないバカな人だと思われるかもしれませんがいいんです。
ゴーイングマイウェイです。
他人は他人、自分は自分です。
私の場合、今のところそれが割といいパフォーマンスをたたき出してます。
逆に儲けてやろうと欲を出して(つまり投機ですね)しまった時には損失を出す場合がとても多いですね。
まあ投資手法というのは、個人個人の性格や向き不向きによるものなんだと思います。
それを実際に投資してみて経験を通じて向いている投資手法を探していくということですかね。
投資初心者の妻が投資を始めるときにアドバイスしたのは、
「テレビ、新聞、雑誌を見て銘柄を見つけてはいけない、自分がいいと思ったものを自分の責任で購入すればいい」ということです。
ただ、例外として、自分がいいと思う人のブログを参考にして投資をするのはとても有効な手段です。自分もそうでしたから。
私の場合、ブログを書いたり読んだりした結果、株式投資のスキルがさらに上がったと思っています。
だからブログ大好きです。
ちなみにこの下の記事のようなこともやってます。
投資と投機は違う
ちなみにこれは投資の話で投機の話ではありませんから。
ここに書いているのはあくまで投資の話です。
私の場合、余裕資金での投資ではなく、家族のお金で投資をしているので安全性がより重要です。
それに、ギャンブル要素の強くなる投資も試してみたのですが、まあうまくいきませんね。そっち方面に才能があれば大きく資産を増やすことができるのでしょうが、私にはギャンブルの才能は無いようです。
結論
資産を増やそうと株式投資をやっているんですが、欲や利害が判断を曇らせるということを考慮して投資するわけですね。
まあ、社長の顔でもなんでも、自分がいいと思った銘柄を購入することがいいのかなというのが、今の私の考えです。
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