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面倒だった医療費控除の確定申告
年末調整は済んでいますが、この時期になると妻から医療費控除の確定申告を出さないのかと圧力をかけられます(笑)
まあ正直にいうと、やるのが面倒なんですよ。
大量にある1年分の医療費の領収書をまとめて合算していくのが嫌なんですよね。
昔は、領収書の金額を足し合わせて計算していましたが、微妙に10万円を超えない時がよくあるので、骨折り損のくたびれもうけになって、作業後に虚しくなっていました。
ここ数年は、健康保険組合などから送付される医療費のお知らせが確定申告資料に使えるということで、便利になるかと思いきや、なんと、1月から10月までしか記載されていないため、11月と12月の医療費領収書を探し出してつけ加えないといけないという、なんか便利になったのか便利になっていないのか中途半端な状態でした。
マイナポータル連携が超絶便利
ところが、今年(令和4年の確定申告)からは、1月から12月までの医療費の合計をマイナポータルからe-taxに連携してデータを受け取ることが出来るようになっています。
本当に便利なのか、ちょっと疑心暗鬼だったのですが、やってみたら
「便利!」
なんで今までこれが出来なかったのか・・・
領収書を探すことなく、1年分の家族全員分の医療費を取り込むことが出来ました。
さらに今年はなんと10万円超えていたので、還付があるのが嬉しいところです。
今回は、初めてで試行錯誤しながら1時間以上かかってしまったのですが、それでも作業の時給としてはいい感じです。
来年はもっと早く処理できそうです。
手続きについて(忘備録的に)
ちょっと事前準備などクセがあるため、来年に向けて忘備録的に記録しておきます。
準備するもの
・年末調整後の源泉徴収票
・マイナンバーカード家族全員分とパスワード
・スマホ
・ふるさと納税していれば、送付されてきた寄付証明書
事前準備
(e-Taxは初めて利用する際は事前に登録が必要です)
・家族分の医療費データを取り込むために、事前にスマホでマイナポータルアプリにログインして、代理人設定をする。
具体的には
- マイナポータルアプリ起動
- 家族のマイナンバーとパスワードでログインする
- 代理人設定をタップ
- 代理人を世帯主(私)に登録する。
- その際に委任を受ける世帯主(私)のマイナンバーカードでログインを求められる。
これを家族全員分のマイナンバーカードを使って設定します。
(ちなみに代理人設定には期間があるので、来年はまた代理人設定する必要があるようです)
つまり、代理人設定をする家族全員分と、受ける世帯主(私)が、マイナンバーカードを持ち寄り、同席して事前に作業しておくということですね。
ホームページから必要事項入
パソコンで国税庁のe-taxのホームページにアクセスし、(下図のように)「スマートフォンを使用してe-Tax」を選択して申請する。
ICカードリーダーがなくても、スマホでマイナンバーが読めるので便利です。
パソコンで入力している場合でも、画面に表示されるQRコードを利用して、スマホでマイナンバーカード読み取りができます。
つまり、パソコンで入力中にマイナンバーカードでの承認が必要なときは、スマホとマイナンバーカードで承認できるようになっています。
基本的には、ホームページの入力案内に沿って入力していくだけです。
医療費データを取得するか聞かれるので、そこで事前に家族全員分の代理人設定が終わっていたら、家族全員分の医療費をマイナポータル連携で取得できます。
まあ、マウスでぽちぽちクリックしていくだけです。
そうすると、1年分の医療費が入力されます。
数十秒で医療費の入力が終わります・・・・・
今まで大量の医療費の領収書を集計していたのは何だったんだ・・・・
そして、ホームページの案内に沿って入力していくと、確定申告の電子送信ができます。
申告用紙も自動で作ってくれるので、念のために印刷しておきます。
ポチッと電子送信。
以上です・・・・。
面倒な領収書の整理も要りません。
税務署に行く必要も、郵送も必要ありません。
何と便利な世の中になったものだ・・・・
これなら、1時間ぐらいの時間が確保できれば、来年も簡単に確定申告できそうですね。
皆さんもぜひ試してみてください。
本来これが普通なんでしょうね。国民皆背番号制度なんて批判するから・・・
とても便利になりました。
来年も楽に確定申告できそうですね。