今週のお題「今年買ってよかったもの」
私の家では、1階に無線Wifiルータを設置しています。2階にも電波は届いているのですが、角の部屋には届きにくくなっているような気がします。
iPadやMacBookAirは速度にあまり気にせずに使えるのですが、SurfacePro4だけが、ネットの閲覧が思うように速度が上がりません。もともと2階の角の部屋が電波の入りが悪かったので、中継器を購入して2階の廊下に取り付けました。
その結果、角の部屋の電波は入りやすくなったのですが、SurfacePro4のWifiのスピードが私の満足するレベルに達しません。多分、家の一番角の、奥まったところに設置して使っているためかもしれません。
そういうわけで、もうこれは有線LANしかないと。いくら技術が進歩して無線のWifiが早くなったといっても、私は有線の信頼感と速さが好きなので、有線LANを敷設することにしました。
家を建てるときにはこんなに無線LANが当たり前の時代になるとは思わなかったので、有線LAN配線用に1階のルータ置き場から2階の屋根裏には空配管を敷設しておいてもらっていたので、それを活用して配線します。
材料は
1.Cat5eのLANケーブル(エンハンスドカテゴリーファイブ)又は、Cat6(カテゴリーシックス) (今回は、昔買ったCat5eのケーブルがあったのでそれを使います。そりゃあ最新のCat6でもいいのですが、Cat5eでも1ギガ出るので問題ないです。最近みんなギガ・ギガ言いますが、1Gbpsなんて、ちょっと前のちょっとしたビルの基幹LANですよ。まあギガ対応の機器にしておいた方が、将来的にはいいのでしょうが、よっぽど大量のデータを家の中でやりとりする人以外そんなに気にする必要ないと私は思います)
2.圧着工具
3.コネクタ(RJ45)
2ピースのもの。黒いのがガイド(ロードバー)。2ピースがおすすめ。
4.I-O DATA LANアダプター+USB HUB3.0

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を用意します。
通常、電気工事屋さんに空配管の敷設を頼むと、後でケーブルが敷設しやすいように、「呼び線」と言われるビニール被服の鉄線を空配管の中に入れてくれています。その呼び線にLANケーブルをつなげて、配管の中にひっぱり込みます。
家を建てるときに、電気工事で空配管を頼むと、CD管又はPF管という合成樹脂製の可とう電線管を設置してくれます。サイズは16,22,28です。まあ22がベストだと思います。
光ファイバーケーブル1本のみ、LANケーブル1本のみを入れるのであれば16でもいいのですが、後で我々がケーブルを入線するときには22の方が作業が楽です。28は太すぎるので、よっぽど太いケーブルを入れるときに頼めばいいです。28は太すぎるので1か所に集中して何本も敷設するのが難しいです。
もっと専門的に言うと、PF管とCD管は電気技術基準上、厳密な使い分けがあるのですが(だからCD管は目立つようにオレンジ色になっている。PF管はCD管の代用となるが、逆はできないから)、家庭用で天井裏や中空壁の中に敷設する情報用の配管であれば、CD管(オレンジ色)で十分です
話は横道にそれましたが、1階のルータ置き場から2階のサーフェイス設置場所まで空配管を使って配線作業を行います。2本敷設することにします。なぜ2本なのかというと、明確な用途はないのですが、将来の予備のためです。
なぜ2本入れるのかというと、22の配管に1本入れるのも2本入れるのも、ほぼ同じ労力ですが(3~4本ぐらいは楽に入る。コネクタ付きのケーブルならばコネクタをずらして2本ぐらいが限度かな)、1本敷設した後にもう1本敷設するためには、一度その敷設した線を抜いてから再度2本まとめて敷設する必要があるため、とても手間がかかるからです。
まあ、1本敷設しておいて、その先にHUBを設置すれば、いくらでも分岐できるのですが、必要以上にHUB(コンセントが必要です)を敷設するのはメンテ上でも好ましくないと思うので、2本敷設がちょうどいいと思います。
敷設は2人必要です。ケーブルを入れるところと引っ張るところに1人ずつです。2階から入れて、1階から引くのがいいです。地球の重力に逆らわずにすることです。摩擦抵抗もあるので、地球の重力を敵にしないようにした方が入線が楽です。私は小学生の子供に手伝ってもらいました。
そして、ケーブルは長めにした方がいいです。端末処理が楽になるので。そりゃ何十メートルも長くする必要はないですが、LANケーブルは規格で100m以内なので、2~3mぐらい長くてもどうということはありません。
ケーブル入線が終わったので、さっそく、端末処理を行います。久しぶりなので作り方をあまり覚えていません。買ってきたRJ45コネクタの説明書きや下記サイトを見ながら端末処理を行います。
ストレートケーブルのB配線で作りました。
LANケーブルの作り方-「カテゴリー5e」LANケーブル作成を写真(画像)つきで解
CAT5eケーブル自作(単線タイプ) - サンワサプライ株式会社
コネクタをつけて圧着工具でかしめます。
コネクタはガイド(ロードバー)付きの2ピースのものがおすすめです。というか、実際に作った感じでは、私は2ピース以外ではうまく作る自信がありません。
できあがり。
早速ケーブル、LANアダプター、surfacePro4を接続します。
(2つUSB接続しているのは、キーボードとマウスです)
ネットを見てみます。
うわ!!速い!!
いいよ、いいよ!
サクサクネットが見れます。気持ちいいです。
なんだサーフェイスが遅いんじゃなかったんだな(当たり前か)、と改めて思いました。
これでsurfaceがさらに使いやすいようになりました。ちなみに、サンダーボルト端子に刺さっている白いケーブルは、21インチのディスプレイにつなげています。なんかsurfaceの使い方が間違っているよ、と言われそうですが、これでいいのです。ほとんど据え置き型として使っています。たまに外に持って出るので。
ディスプレイは大きい方が、いろいろと複数のものを開いておけるので私は好きなんです。