3人子育て家族の節約&投資ライフ:DIYから株式投資まで

米国株投資、株主優待投資、子育て、教育、DIYなどを気ままにつづります。

高校授業料無料化にiDeCoが役立つ理由

 はじめに、ここでいう「高校授業料無償化」とは正式に「高等学校等就学支援金」制度のことで、これは義務教育ではない高校の授業料を、支援金により相殺して実質無料にする制度のことです。この記事では以下「高校授業料無償化」と記載していくことにします。

目次

高校就学支援金支給決定通知書が届いた!

 うれしいことに、2人目の子供の分の高校授業料無償化の支給決定通知書が届きました。  iDeCoを始めて最初の支給決定通知です。

 今年は前年度に妻の仕事量が減ったために iDeCoの力を借りずに所得制限を下回りましたが、もし妻が以前と同じ働き方だったら iDeCoの力で所得制限を下回るに計算でした。

 以前の記事で、高校授業料無償化の対象から外れて悔しい思いをし、今まで踏み切れなかったiDeCoを始めたことを書きました。

www.tanoshiku-challenge.com

 iDeCoを始めて最初の年末調整の時に、年末調整の用紙に記入していてその影響の大きさを改めて知ることができました。

  iDeCoは税金を下げるということにおいてもとても有用だと。

なぜiDeCoをやれば高校授業料無償に寄与するのか

 2年ほど前に残業が特に多く、家族での所得が少しだけ基準をオーバーしたのですが、それで高校の授業料を年額118,800払わなければいけなかったことがありました。

 少しだけオーバーしただけなのに、約12万円も払わなければいけないんですよね。

 その時に詳しく調べたところ、保護者(夫と妻)の課税所得額が基準となることがわかりました。

 じゃあ、課税所得額を減らす方法がないのかと調べた結果、iDeCoの有用性が分かったということです。

 注意点ですが、iDeCoを始めて無償化の対象になる人は、所得制限がある程度の額オーバーしている人で、夫婦の年収がとても多い場合はこの対象になりませんのでご了承ください。

制度の概要(2021文部科学省資料より抜粋)

 本当に思うのですが、なんで国はこんな計算が難しくややこしい仕組みを作るのでしょうか。(笑)

 細かいところは省略していますが、大枠でこんな感じです。手書きですが。

制度の概要

 上の図で分かるように、所得控除を増やせばいいのです。

 年末調整で生命保険などの控除をすると思うのですが、生命保険などはどんなに多くの金額をかけていても4万円までなど上限が決まっていますが、iDeCoには控除上限がありません。

 たくさんiDeCoをすれば(iDeCoの上限額はありますが)その分だけダイレクトに所得控除額が増えて、課税所得額が減っていきます。

 上の図で高校授業料無償化の304,200円未満にするのに、iDeCoはその力を大きく発揮します。

 まあ、夫と妻が高額の給料をもらっているいわゆるパワーカップルな感じで所得制限を大きく超えている人にはこんなことやってもあまり関係ありませんが・・・(笑)

 まあ普通の夫婦の場合では、iDeCoをやることによって、課税所得額を40万円程度下げる効果があるぐらいです。

 制度の想定が、夫婦での年収が約900万円から1千万円以下が対象となるように設計されているようなので、この額を大きく超える人には今回のiDeCoで高校授業料無償化対象になる話は関係ありません。

高校授業料無償化のためだけにiDeCoをするのはおかしくないか?

 テレビを始めとするメディアでは、 iDeCoの評判は芳しくないように思います。芳しくないというか無関心という感じですかね。

 でも、株式投資をしていて色々勉強して思うに、積立NISAや iDeCoがとても良いことを知ることができました。

 チャールズエリス著「敗者のゲーム」にもあるように、手数料や税金が大変重要であるということです。

  iDeCoは特に税金面が優遇されています。

 そもそも自分の年金を自分で作るということが主眼であるため、収益部分や受け取り部分での税金優遇が大きいですね。

 デメリットは60歳まで引き出せないということと(年金なので)、掛け金が就業形態によって違うので、サラリーマンはあまり多くの金額をかけられないということでしょうか。

 それでもやる意味はあります。

 上の図でも分かるように(赤字で書いた部分) iDeCoで所得控除額を増やせば課税所得額が減ります。

  iDeCoは控除額に上限がある生命保険控除などと違い控除額に上限がありませんので、かけた金額の全額が控除されます。

 これはいろんなところに良い意味で波及します。

 つまり年間10万円分iDeCoをすると、課税所得が10万円減り、単純に年間1万円の住民税(課税所得の10%)が減るということです。

 高校授業料無償化以外にもこのような効果があります。年間1万円住民税が減れば10年で10万円住民税を節税できるということです。

 また、最後に背中を押されたのは、じっちゃま(広瀬隆雄さん)のYoutube動画でしたね。「株式投資をやる前に、積立NISAと iDeCoをやれ」と。

iDeCoを始めた理由まとめ

以下の3点の理由で、夫婦ともにiDeCoを始めることに決めました。

  1. じっちゃま(広瀬隆雄)のYouTube動画で、「まず積み立てNISAとiDeCoをやってから株式投資をやるべし!」と言っていたこと。(なるほど合理的に考えるとそうだなと) 
  2. iDeCoは掛け金が全額所得控除できるので課税所得を抑えられ、各種税金が安くなると分かったこと。
  3. 課税所得を下げられるので高校授業料無償化の対象になりやすいこと。

 我が家は夫と妻でiDeCo上限までかけています。

  iDeCoの上限は下の図のとおりです。サラリーマン・専業主婦ともに月々1.2〜2.3万円程度です。

 自分の老後の年金の足しになると思いやっています。

 iDeCoで買っている銘柄は、米国インデックスファンドですね。

iDeCo公式サイトより抜粋(2022.9)

 いつかこんなこと関係ないぐらいに稼ぎたいですね(笑)