3人子育て家族の節約&投資ライフ:DIYから株式投資まで

米国株投資、株主優待投資、子育て、教育、DIYなどを気ままにつづります。

【その常識本当?】炊飯器の電気代は保温と冷凍でどう違う?きちんと計測して確かめてみるファクトフルネス的思考

目次

ファクトフルネスという本がよかった

 勝間和代さんのブログで紹介されていたファクトフルネスという本を購入して読みましたが、かなりよかったですね。

 ( ↓ 購入した際の記事です)

www.tanoshiku-challenge.com

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 この本の帯を見てしまうと、ビルゲイツ好きな私は買わずにはいられない・・・(笑)。

 なんとビルゲイツが大卒の希望者全員にプレゼントしたみたいです。

forbesjapan.com

 世界で起こっていること知るためにはとてもいい本です。

 今のメディアの報道や私たちの考えが、いかに間違った思い込みにあふれたものか。

 そんなわけで、一般的に常識といわれていることをきちんと疑ってかかってみようと思ったわけです。まあ、自分の得意分野から。

 メディアでよく聞く

「炊飯器で保温するのは電気代がかかるから、冷凍して食べるときにレンジでチンすればよい」

 という話にどうも違和感を感じていたからなんですよね。

 都市伝説的ではないのか?

 物体をマイナスの温度まで下げるエネルギーと、そのマイナスまで下げた物体を50度ぐらいまで加熱するエネルギーがどうしても無駄に思えるんですよね。

 理系の人間としては。

Amazonで買った安いウッドストーブが良すぎる

 ちなみになぜそんなことを考え始めたかというと、休日にウッドストーブを使って庭で飯盒炊飯をするようになったからです。

 YouTubeの動画で見たウッドストーブがよさそうだったので、去年の4月に購入した格安のウッドストーブです。

 約1年弱使ってみましたが、2000円程度と安かったのに、けっこういいんですよね。 

 一緒に購入した風よけやアルミローテーブルはAmazonの評価が1000以上あって、やっぱり使ってみてもよかったですね。

 燃料は木の端材や、近くの山道に落ちている枯れ木です。

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キャンプ用の丸型のはんごうです。

5合炊きなので、5人家族の我が家にはぴったり。
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 近くの山道で拾ってきた枯れ枝です。

 拾いながら、昔の日本人ってこうやって燃料を調達していたんだろうなと、日本昔話の人になった気分(笑)になります。
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 ウッドストーブは小さいので、園芸用ハサミで切り揃えます。
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 おもりはその辺に転がっていた石です(笑)。

 炊飯は子供と一緒にやります。

 火を使うことを覚えてほしいので。
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 炎を見ていると癒されますね。

 

炊き上がったら、

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さかさまにして蒸らします。
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それを保温するので炊飯器に入れます。
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 すこしおこげができました。

 5合の釜にいっぱいになります。
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 これで保温します。

 何回もやっていると、

「拾ってきた枯れ木で飯盒炊飯は電気代節約になっているのではないか」(笑)

と思うようになってきたんです。

 

 

炊飯の電気代を計測してみる

 早速検証していきます。

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 我が家の炊飯器です。5合炊きです。

 朝の6時に炊き上がるように予約しています。
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 こんな電力量計を使います。

 ヤマダ電機で株主優待も利用して購入してあったものです。


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 朝7:21の値です。

 6時にご飯が炊けてますから実質的に炊飯にかかった電力といってもいいと思います。

 0.27kwhです。
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これは、そのまま保温して、21:46時点の値です。

0.59kwhです。

(12月の冬の値です。夏なら外の気温も高いので加熱に必要なエネルギーが少なくなるので、もう少し値が小さくなるかもしれませんね)

ということは、

0.59kwh=0.27kwh(炊飯)+0.32kwh(保温15時間)

です。ていうか、とても小さい値です。

 炊飯して夜まで保温した場合の電気代について、通常の電気料金とオール電化での2パターン計算してみます。

 (関西電力での料金で計算します)

通常の従量電灯料金の家庭の場合

(第一段階の20.32円/kwhで計算)

 0.27kwh x 20.32円=5.4864円

 0.32kwh x 20.32=6.5024円

11.9888円

 オール電化の家庭の場合

(6:00に炊飯して21:00まで保温した上記写真の場合)

 0.27kwh x 10.7円(ナイトタイム)=2.889円

 0.32kwh x (31.77円(デイタイムその他季)x7/15時間+23.47円(リビングタイム)x8/15)=8.7499円

 11.6389円

 

 従量電灯でもオール電化でもほとんど変わらない電気料金です。

 というか、消費電力が少なすぎるので、料金の差が目立たないですね。 

 

冷凍して電子レンジでチンする場合

 消費電力1000w(1kw)で計算します。(600wというのは出力なので)

 5分ほど温めるとすると。

 1kw x 5/60時間=約0.08kwhです

  0.08kwhx20.32円=1.6256円従量電灯の場合)

 です。

 

 5.4864円(炊飯)+1.6256円x3(3つに分けて冷凍したものをレンジで解凍したと仮定)=10.3632円

10.3632円+α

(αは冷凍する電力です)

 んっ!?これって、

 ほとんど電気料金の違いないよね

 

 確かに冷凍してレンジでチンすると1円ぐらい安いけど、1日1円ぐらいしかかわりません。30日で30円ぐらいか・・・。

 というか、5分で解凍するのはきびしいのでもう少し解凍時間が長ければ保温する方が安いかも・・・。

 (ただし、保温時間が長くなるほど電気代はかかります)

 それに、炊飯器でご飯炊いて夜まで保温しても、1か月で約12円x30日=360円の電気代です。

 メディアの言う保温するより冷凍する方が電気代が安いというのは理論上間違いではないが、通常このぐらいの差ならば実質的には同じ電気代といっても差し支えないのでは?

 地味にショックだったのは、電気代節約できたかなと思っていたウッドストーブでの飯盒炊飯が1回につき3~5円の価値だったとは・・・(笑)。

 いや、でも炎を見て癒されながら楽しくご飯が炊けるんだから、エンターテイメント的なものとして(笑)・・・。

 まあ、保温時間が長ければ電気代もよりかかるので、保温時間との兼ね合いですね。

 朝炊いて夜に保温を止めるというルーチーンとして、私がこの数字をみたら、

「炊飯器で保温する電気代は、冷凍してレンジでチンするのとほどんど同じ電気代だよ」

ってみんなに言いますけどね。(くどいですが、保温時間が長くなればなるほどこの結論は違ってきます)

 まあ、炊飯器の電気代の家庭全体の電気代に占める割合ってそんなに大きくないことが分かりました。

 うちでは「朝炊いて、夜まで保温して少し残ったご飯は冷凍保存」という毎日です。

 朝ごはん後の残りのごはんを全部冷凍してしまうと、子供が学校から帰ってきて「ちょっとご飯が食べたい」というときに手軽に食べれないですから。

 私も、小さい頃はお腹がすいたら炊飯器に保温しているごはんと冷蔵庫にある残り物を食べていました。

 個人的には、電気代と便利さを総合的に考えるとこれが一番効率的な使い方だと思っています。

 まあ、保温時間が長くなりすぎないよう、あまり難しく考えずに普通に使えばいいってことですね(笑)。


庭で子供と一緒に失敗しない飯盒炊飯【ウッドストーブ】 / cook rice in garden with child