早いもので投資歴は約18年となりました。
今では、家庭のお金は銀行ではなくほぼ証券会社の口座に入れて全額投資しています。
実は子供の大学資金もです。
リスクはあると思いますが、自分では許容範囲のリスクにとどめているつもりです。
おかげで、銀行の利息とは比べ物にならないくらい増えました。(総額でいうとまだまだ理想にはほど遠いですが)
車を買うときも元本に手を付けずにまとまったお金を出せるところがいいですね。
そこで、そんな私が何を参考にして失敗・成功したか、現在までの自分の経験についてまとめておこうと筆をとりました。
目次
- 全額投資は危険(笑)
- 世間一般には投資をギャンブルと思っている人が多い
- 投資と投機は違う
- テレビ、新聞、雑誌の情報で売買するとたいてい失敗する
- まず経験を積むことが必要
- 長期投資しかない
- これが今の考えだけどこれからも考え続けていこう
全額投資は危険(笑)
前段に全額投資してると書いたのに矛盾ですが・・・(笑)。
「退職金としてまとまったお金が入ったが投資の経験はない。世の中は貯金から投資といわれており、老後資金を増やすために証券会社のアドバイスに従って投資してみよう。」
というのが一番危険だと思います。
また、「投資の経験はないけどみんなやり始めているから、貯金している子供の教育資金を全額投資にまわして増やしてみよう。」
というのも危険です。
世間一般には投資をギャンブルと思っている人が多い
テレビやネットの世界でも、投資で〇億円儲かった。ビットコインで〇千万円儲かったと見ると自分もやってみようと考えると思いますが、それは「投資」ではなく「投機」で、ほぼギャンブルだと思います。
それに情報はみんなの目に付いた時点でもうあまりおいしくないことがほとんどだと思います。
頭のいい人はメディアに出る前に仕込んで、みんなが飛びついて価格が上がったところで売り抜けるでしょう。
みんなが騒いだ時に飛びついた人はどうなるかは分かると思います。
普通に投資をしていれば、そんなに〇億円もうかることはありません。
また、よほどのことでもない限り、絶対もうかる銘柄など事前に見抜けることはありません。
「敗者のゲーム」でいうところの、世界中のベストアンドブライテストな人たちが戦っている世界に正面から同じ土俵で戦いを挑んでも勝てるわけがありません。
それに株式投資は売買手数料を考えると、ゼロサムゲームでなくマイナスサムゲームです。
頻繁な売買は手数料がかさみます。
しかし、勉強すると資産を増やす可能性がぐっと高まります。
ちなみに、私もFXもやってみましたが私には合わなかったです。メディアに出ているFXで儲かった人は、才能というかセンスがすごくいいんだと思っています。
投資と投機は違う
簡単に言うと、FXや株の短期売買は「投機」で、これで儲けようと思ったらセンスの良さと絶え間ない努力が必要だと思います。
私も「投機」もやってみましたが、どうもうまくいきません。私には合っていないのだと思いますし、大切な人にもおすすめできません。
テレビ、新聞、雑誌の情報で売買するとたいてい失敗する
逆に、過去から読み継がれている良書、良い人が書いているブログを参考にし、自分で勉強し、自分で考えて売買すると資産が増えます。
今でも忘れない失敗は、ラジオで紹介されていたり雑誌で詳細されていた銘柄があったのですが、その情報で「いいな」と思って購入し、その後大幅に株価が下落して大損したことです。
人と同じことをしていても儲かりません。
ネットの発達した今でもテレビや新聞の影響は大きく、特に年配の人への影響はとても大きいといえます。
そこで流される情報は、営利企業であり偏った思想があるメディアのバイアスがかかっており、情報の鮮度もよくないものです。
もちろん、すべてを否定するわけではありませんし、中には素晴らしい番組や記事もあることは確かです。
でも、私の経験からいえることは、素晴らしい内容のブログを読むことと、良書を読むことをお勧めします。
私の場合、この3人のブログの記事は数百万円の価値がありました。
こんな優良な記事が無料で読めるのですから素晴らしい世の中になったものです。
本当に感謝しています。
- みきまるの優待バリュー株日誌
- たぱぞうの米国株投資
- リョウスケが米国株で億万長者を目指す
まず経験を積むことが必要
少額でもいいから余裕資金でまず数年間ほど株式投資や投資信託をやってみることが必要です。
そして、良書を読み、よいブログを読むこと。
そうすると、どのぐらいのリスクがあるか感覚が分かってきます。
妻が「株式投資なんてやめて」と止めるかもしれませんが、投資銘柄などはきちんと妻に開示すべきです。
それと優待銘柄なんかは妻の受けもいいのでお勧めです。
投資の果実が目に見えるとわかりやすくていいですね。いわゆる「見える化」です。
リスクの感覚がついてくると投資がやりやすくなります。
ただし、その感覚があっても、巨額のお金をポンっと渡されると投資先にためらいが出ると思います。
逆に何のためらいもなく投資できるという感覚がおかしいと思います。
世の中どんなことが起こるかわからないですからね。
長期投資しかない
個人投資家が勝てる戦法は2つだと思います。
1.機関投資家などと勝負せずニッチな方面で戦う
2.長期投資
1番はおもしろいですが、増える減るかどうかわかりません。でも私は好きです(笑)。
ちなみに2番が王道です。
「敗者のゲーム」でチャールズエリスさんが口を酸っぱくして言っていることです。
そんな私がとっている作戦は、
- 株主優待長期投資
- 業績が一時的に悪くなった大企業銘柄
- 米国株インデックス
- 米国個別株
1番と3番が王道なんですが、長期投資やインデックス投資の欠点は「おもしろくもおかしくもない」ことです(笑)。
放っておいたら知らない間に増えていた。という感覚です。
その「おもしろくない」を補ってくれるのが株主優待だというのが私の持論です。
最近は長期保有者への株主優待優遇制度のある銘柄が多くなってきました。大歓迎です。
2番の作戦は勇気がいります。
具体的には
アメリカでトヨタ自動車がリコールでたたかれて株価が大きく下落していたときに買う。
マクドナルドが異物混入事件で株価が大きく下落していたときに買う。
というものです。
とても勇気がいることですが、これらの企業が「好き」とか「信じられる」という場合のみ使った方がいいです。
私はどちらの企業も大好きですし、実際にこれをやって多くの値上がり益を得ました。
これは余裕資金でやることだとは思います。
ただ、シートベルトのタカタのときは失敗して紙くずになってしまいましたが・・・(笑)このときはただのギャンブルに走ってしまい、「好き」とか「信じられる」という原則を守ることの重要さを学びました。
4番の作戦は株式投資の「おもしろさ」を前面に出した投資です。
チャールズエリスさんの言うことと違いますが「投資に対するおもしろさもあってもいいでしょ」ということです。
どちらかというとバフェットさん的な。
自分が「伸びる」と考えた企業が伸びて、さらに資産も増えるのですから。
それってなんかうれしいんですよ。
これが今の考えだけどこれからも考え続けていこう
自分の投資の経験と、今現在の考えを書いてみました。
また新しい作戦も試してみたいのですが、普段忙しくてそんなに株式投資に時間がかけられないので、自分にとってはこれがベストな作戦と思っています。
人生にはいろいろなステージがあります。
これからも経験を積んで投資を続けていこうと思っています。