お題「#おうち時間」
ステイホームということで時間があるので、妻が株式投資をしたいからとアドバイスをしていたら、たくさん気づいたことがあったので記事にしようと筆を取った次第です。
目次
妻の投資へのアドバイス
もうすぐ結婚してから20年ぐらいになります。
我が家では家計の運営は妻と夫別々の財布で、ということではなくて共同で行っています。
妻は私の給与明細も見れるし私も妻の給与明細を見れるということです。
私たち親の代はどうやら給与明細を渡さず、生活費を渡すという方式をとっていたようだし、話をしていると今もそのようにしている人たちもいるようですが、とにかく私たちはオープンにしています。
これは妻がそうしてほしいと言ったからではなく、私が結婚したらそうしようと思っていたからです。
なぜそうするかって細かい理由は分からないのですが、なんとなく。
考えるに、多分親が反面教師になっているからだろうと思います。「なぜ、父は給与明細を見せずに生活費だけ渡すんだろう?」と母からこのことを聞いた時からずっと思っていました。(ちなみに母はこのことを問題だと思ってないみたいだが)
ただし、それぞれ結婚前に貯めていたお金はタッチしないという不文律になっています。(と思う(笑))
以降この結婚前に貯めておいたお金を「自分のお金」と記述することにしますが、私の「自分のお金」は13年ほど前から全額株式投資していました。
冒険しない妻は「自分のお金」をずっと銀行貯金していました。
投資していたお金はこのコロナ騒動の最中においても当初より確実に増えています。銀行貯金は想像してもらえると分かると思います。
さすがに、このコロナ騒動で株価が下がっている時がチャンスと思ったのか、妻も重い腰を上げたわけです。少し遅い気がしますが・・・(笑)。
投資で資産を拡大する誰にでもできる方法
ちなみに我が家では銀行預金はほとんどしていません。貯金は全額証券会社の投資用口座です。
本当にフルインベストメントですね(笑)。
直近の子供の教育資金は別にしていますが。
でもこれは誰にでもお勧めできないですね。危険性があります。
これはあくまで私個人の事例ですので。特に投資を始めたばかりで貯金全額投資は絶対やめた方がいいです。
でも経験を積んだことによりなるべく安全な投資ができていると思うし、そう心掛けています。
私は18年程前に株式投資を始めて、今でもなんとか市場にとどまり続けています。
ギャンブル的な投資は行わず、買った株は長期に保有するスタイルです。
正直もっと早く初めて、もっと早く大きな資産を投入できていれば今はウハウハで、子供の教育資金に四苦八苦することもなかったと後悔しきりです。
実は、このコロナショックの大暴落局面でも、投資資金よりも現在の評価額は少なくなっていませんし、銀行で定期預金してたよりはるかに増えています。
でも上手にやっている人は13年もかければ、何倍にもしている人がいるでしょう。
こんな人からすると私なんて大したことないとですが、私の場合は仕事も家庭も忙しいので、割とほったらかしにしており、そんなに時間もかけていないのでまあそこは。
それでもこれぐらいにはできるという事例だと思っていただければ。
つまり、特別なことではないのだと言いたかったのです。
10年以上株式投資をしている途中で、いろんな投資方法に首を突っ込んでみては高い授業料を払ってきました。
そして、行き着いた答えが、
「自分が」いいと思う、将来性があると思う、そんな銘柄を選択し、とにかく購入する。
そしてずっと保有し続ける。
とにかく市場にとどまり続ける。
たまに企業情報をチェックし、おかしいと「自分が」思ったら売却する。
ただし、暴騰している銘柄は買わない。
コレを18年続けたらこの結果になったということです。
私の投資の教科書である「敗者のゲーム」チャールズエリス著 からの引用をからめて説明します。
ちなみに全部肯定するわけではないですが大好きな本です。
私はとにかくこの本の影響で長期保有を原則としています。
「投資信託は、デートでなく結婚だ」
「最大の問題は、投資家が期待リターンを実現できるほど株式を長期保有できるかということだ」
頻繁に売買する人もいますが、これをすると胴元が儲かりますね。ギャンブルと一緒で。
手数料そして税金で自分の資産が削り取られていきます。
センスがある人はコレで大儲けができると思いますが、私もやってみましたが私にはセンスがないと思い至りました。
「そもそも投資とは、ゼロサムゲーム以下の、全体としては、手数料を考慮すればネガティブサムゲームだということを強調しておきたい」
そして市場に留まり続ける。
「将来の成績は十中八九、過去の成績とは関係ない」
「75年の株式リターンの大部分は上昇率のベスト60か月(7%)に達成されている。もし、私たちにこれがどの月かを見分けることができれば、その利益は計り知れない。しかし、それは全く不可能なのだ」
そしてこう結論付けています。名言です。
「投資家は「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならないということだ。相場のタイミングに賭ける投資は間違っており決して考えてはいけない」
市場から退場せずとどまり続ける重要性です。つまり株を保有し続けるという。
長く投資すればなぜ資産は増えるか
成長するからです。
下の表を見れば、なぜ2010年ぐらいから投資を始めて長期保有すれば、このコロナ騒動でもマイナスになっていない理由が分かると思います。
NYダウ(米国)
NASDAQ(米国)
米国株はきれいな上昇カーブを描いています。
ちなみに日本株でも2012-2013年ぐらいに投資を始めて持ち続けていたら2倍ですね。
なぜ米国株と私は思うのか
上の表で、直近5年の動向を見てもらえれば分かると思うのですが、日本株の方が米国株よりも難しいと言えます。上下動が激しいですね。
それに将来的な話をすると、悲しいかな日本は少子化で人口が減ります。
アメリカは増えます。
余談ですが、我が家でも3人子育てをしていますが、教育費などでカツカツで一人分の給料ではやっていけません。もう少し子育て支援を考えてほしいものです。日本の将来への投資だと思うんですが。
また、今後の世界は、AI・自動運転・5Gなどと言われていますが、基本的なことは米国のGAFAMが押さえています。また、中国の技術と資金力もすごいですね。
日本はもっと危機感を持つべきだと思います。テレビで「日本すごーいですね」とかやっている場合じゃないですよ。
悲しいかな、今の日本に米国のGAFAMに勝てるところはありますか?
正直かなり厳しいと思います。
ドライに考えると、今後もアメリカは伸び続けると、私は思っているということです。
ブログと本から学んだ
正直、テレビや雑誌の情報はバイアスがかかりすぎていて参考にしづらいですね。
私は、ブログと本をオススメします。
投資上級者のように本を多く読んでいないですが、今の時点での私が独断と偏見で選択した、オススメ本2冊と、ブログ3つを紹介します。
今市場で生き続けられ、資産を増やせているのはこれらのおかげだと思っています。
最後に最近読んでいる本から一言。
「そう、チャンスが来た時にそれを活かさない人だ。待ってしまう人だ。他にすることがたくさんあってできやしない、と言い訳を並べる人だ。幸運の女神は、そんなのろまな人間のことは待ってくれない。本当に幸運でありたいと願う人なら、素早く行動するはずだと女神は考える。チャンスが来たときすぐに行動しない人間は、こちらの商人の方のようにひどく優柔不断な人だ」
これは、今回の暴落時に全力で買い進めなかった私自身への戒めです。